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    豪ドルの見通しを5年後・10年後で徹底分析2022!豪ドルはやばいって本当?

    豪ドルの見通しを5年後・10年後で徹底分析

    2022年時点での豪ドルの値段は95.82円です。今後、豪ドルは価格が上がっていき、長期的には100円を突破することになるのでしょうか?豪ドルを保有する際には、長期的な価格の見通しを知っておきたいところです。

    実はオーストラリアと中国は、とても深い関係にあります。そのため、中国の今後の経済状況次第で豪ドルの値段を予測することができるのです。

    この記事では、FX取引歴15年のキャリアを持つ編集長 森野豊が中国経済や日本経済について触れながら、豪ドルが5年後・10年後にどのような価格変動を遂げているのかの見通しを予測していきます。

    目次

    2022年の豪ドルの動向

    2021年は比較的安定して上昇しました。2018年末に行われたアメリカの利上げにともなって、金利が高かった他国から資金がアメリカに流れ、アメリカに資金が集まり豪ドルも下落しましたが、その後は回復に向かっています。

    アメリカは金利を2.5%に引き上げましたが、豪ドルの金利は0.1%です。今後の経済状況次第で金利が引き上げる可能性はあるので、豪ドルが再び上昇することもありえると考えられます。

    豪ドルが100円超えを目指す場合は利上げが必要不可欠と考えられていますが、2021年の豪ドルのインフレ率は1.5%。高金利な国と比べると落ち着いているのが分かるかと思います。今後、インフレ率が上昇した場合は、利上げが行われる可能性は十分にあります。今後も、オーストラリア経済からは目が離せません。

    豪ドルの見通し【5年後】

    豪ドルは、今後どのように動いていくのでしょうか?豪ドルの価格に大きく影響しているのは、オーストラリアの経済状況と円安であると言われています。

    経済状況が良くなれば、投資家が豪ドルへ多く投資するようになるため豪ドルは上昇し、円安になれば相対的に同じ効果が得られます。

    ここでは今後5年間の豪ドルの見通しを、オーストラリア経済と日本経済の2つの視点から読み取っていきます。豪ドルの将来性が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

    豪ドルの見通し5年後をオーストラリア経済から予想

    オーストラリアは、安定的な経済が特徴です。27年間連続でGDPが上昇し続けていることも、オーストラリア経済が安定している証拠になるでしょう。

    GDPとは、Gross Domestic Product(国内総生産)の略称です。一定期間内に国内で産み出された財サービスの付加価値などの総額のことを指します。100円で売られている商品があったとして、この製品を作るために使った原材料価格などが70円だった場合、付加価値は30円と計算します。GDPは、国の経済規模・景気動向を調べるための目安として用いられることが多いです。

    また、オーストラリアの経済成長率は約3.5%となっており、OECDの平均である2.5%を大幅に上回っています。今後5年間もこのような経済成長が続いた場合、豪ドルは現在よりも上昇していく可能性が高いでしょう。

    しかし、豪ドルの輸出は工業製品よりも一時商品の輸出が主になっています。そのため、貿易相手国である中国の経済状況も考慮する必要があるのです。中国は、現在一帯一路制作を進めています。アメリカは保護主義の立場を強める一方で、アジア・アフリカとの関係を強めているのが中国です。今後は金融の面でも大幅に刷新していこうとする動向も見せているため、中国の経済も今後5年間は継続的に衰えることなく成長していくと考えられます。

    そのため、オーストラリア経済は中国のポジティブな影響を受けて為替も上昇していくと考えられるのではないでしょうか。短期的に100円の突破を目指すことは困難かもしれませんが、5年間で考えれば不可能ではありません

    もしも、今後5年間にリーマン・ショックと肩を並べるほどの経済危機が発生した場合、オーストラリア経済にも大きな支障をきたすことになるでしょう。前回の経済危機でも大きく価格を落とし、復活まで長い時間を要したことから、再び経済危機が発生した場合も影響が長引くと予想されます。

    とはいえ、豪ドルの今後5年間の不安要素は経済危機以外にはあまり考えられません。経済危機が起こらない限りは、比較的安心できるかもしれません。

    豪ドルの見通し5年後を日本経済から予想

    最近の日本で起こった大きな出来事といえば、やはり2021年に延期されて開催された東京オリンピックでしょう。オリンピックの開催に先立って行われた関連施設のインフラ投資などの公共投資、不動産投資や観光部門の活性化によってオリンピック景気が日本に訪れます。

    しかし、オリンピック景気が落ち着いた後はその反動を大きく受け、経済の悪化が考えられるのではないかと言われています。現在は年間1%ずつGDPの成長を見せている日本経済ですが、しばらくすると成長率が鈍化することも考えられます。とはいえ、この鈍化は長期的に影響を及ぼすものではなく、時間が経つにつれて回復していくでしょう。

    他にも、日本は大きな問題を抱えています。それは、2008年から続く人口減少です。人口減少が今後も進行し続けることで、労働人口の減少を引き起こしてしまいます。労働人口の減少は、国力の減少に直接的な影響を及ぼすため、注意が必要です。

    人口減少率を一人あたりの生産能力で上回ることができなければ、今まで成長させてきたGDPは減少してしまいます。将来的には人口減少による労働人口減少への対策を行うことが必要ですが、問題が表面化するのはまだ先の話で、5年以内に事態が深刻化するとは考えにくいです。

    そのため、日本経済はオリンピック景気の反動で一時的に落ち込むものの、その後は継続的な成長が考えられます。日本がこのような状況であれば、豪ドルに大きく影響することはないので、やはりオーストラリア経済・中国経済に注目するべきでしょう。

    豪ドルの見通し【10年後】

    5年後は、経済危機が発生しない限りは安定的であろうという結論でした。日本経済は、オリンピック景気によって一時的には落ち込みますが、豪ドルに影響を及ぼすほど大きな事態ではありません。

    ここでは、これからまた更に5年後の「10年後の豪ドル」の見通しを予測していきます。最後には、万が一経済危機が発生してしまった場合の豪ドルについても軽くですが解説しました。豪ドルを長期的に扱おうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

    豪ドルの見通し10年後をオーストラリア経済から予想

    現在、オーストラリアは27年連続でGDPがプラス成長という好景気に沸いています。これは、中国への依存度が高いことが大きな要因です。

    つまり、オーストラリア経済の将来を分析するためには、中国で何が起こっているかをもっと知る必要があるのです。中国は2000年代に驚異的な経済成長を遂げたが、今後どれだけの成長を維持できるかが問題となります。これまで中国は、急激な人口増加により製造能力が極端に向上し、輸出大国としてGDPを増加させることに成功しました。従来、急成長はどこかで止まるのですが、中国は当初輸出国だったのが人口過剰と内需拡大に乗じて、さらに成長する余地を残しています。

    今後の成長は内需主導で、今後10年間は景気拡大が続くと予想されます。さらに、中国の一帯一路政策が実を結ぶのは、2030年以降になると言われているのです。中国の「一帯一路」政策は1.7兆ドルの投資を生み出すと予想されており、この政策によって中国がアジアとアフリカの覇者となれば、今後10年間で世界の主導権が米国から中国に移る可能性があります。

    そうなれば、中国は成長を続け、GDPで世界一の経済大国となり、中国と強い関係を持つオーストラリア経済も成長を続けるでしょう。中国と強い関係を持つオーストラリア経済は今後も成長を続け、それが豪ドル高につながる可能性は十分にあります

    豪ドルの見通し10年後を日本経済から予想

    今後の日本の最大の問題は、少子高齢化であり、労働人口が激減することです。2030年には人口の3分の1が高齢者になるというデータもあり、このままでは日本は高齢者大国になってしまいます。国立社会保障・人口問題研究所によると、2030年までに人口が2000万人近く減少すると言われており、日本にも確実に影響が及ぶことになります。

    対策としては、人工知能やロボットによる労働力の代替、移民による労働力の増加などがあります。しかし、日本のIT産業は世界から5年遅れていると言われており、この問題の解決に向けた取り組みが難しい状況です。

    また、日本政府は人口増加に対応するために移民を使わないと宣言しているので、この政策が成功するのは非常に困難でしょう。政府は移民学生である技能実習生を活用するとしていますが、学生を雇用することが経済に大きな影響を与えるかどうかは疑問に残ります。いずれにせよ、今のままでは日本は高齢者大国として2030年を迎えることになりそうです。

    もしそうなら、日本経済のGDPが減少し続けることが明らかになれば、円の信用を失い、国際的な円安が進むことになるでしょう。そうなると相対的に豪ドル高になるので、先を見据えて円高を解消するのは非常に有効な手段だと考えられます。

    経済危機が起こった場合の豪ドルを予想

    また、これからの10年で避けられないのが、リーマンショックに匹敵するような経済危機です。リーマンショックの経験から、今後このような危機は起きないと思っている人が多いように感じますが、歴史を振り返ると経済危機は周期的に発生するものなのです。

    • 1987年・・・ブラックマンデー
    • 1998年・・・LTCM破綻
    • 2008年・・・リーマンショック

    10年ごとに危機があり、2021年以降は大きな経済危機がないため、今後10年以内に危機が起こる可能性が非常に高いです。もちろん、過去の教訓から金融規制は進化しており、経済危機は起こりにくくなっています。しかし、仮想通貨などの新しい金融サービスも登場しており、今後10年の間にこうした新しい金融の仕組みが登場するリスクは否定できません。

    いずれにせよ、確実ではありませんが、過度の通貨高などのバブルが発生することは十分にありえるのです。

    経済危機が発生した場合、価格が最大で50%下落し、現在の価格を下回る可能性があることに注意する必要があります。いつ起こるか分からないということを頭に入れておくと、経済危機発生の兆候に気づき、いち早く対応することができるかもしれませんよ。

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    取引最低通貨単位は1万通貨ですが、証拠金は業界最低水準で、スワップポイントも高く、取引しやすい環境です。豪ドル円の証拠金は0.7銭(ほぼ固定)、通貨ポイントは買い取引で+1なので、買いポジションを長期保有してもコストを低く抑えることができます。

    トレーダーがスキルアップしても長く使える口座なので、基本的な口座をお探しの方に最適だと言えるでしょう。

    豪ドルはやばいって本当?まとめ

    いかがでしたでしょうか?今回は、豪ドルの今後の将来性について中国経済・日本経済についても触れながら解説してきました。

    オーストラリアは、今まで27年連続でGDPが上昇してきたのと同様に、継続的な成長が見込まれるだろうと言われています。そのため豪ドル高の可能性が高いです。日本の経済は、人口減少などの問題もありますが豪ドルへの影響を与えるほど大きな問題ではありません。また、中国経済がアジアやアフリカ地域に進出することで豪ドル高も見込めますし、万が一日本経済が後退したとしても円安による豪ドル高が発生します。

    今回の結論は、「大きな経済危機が発生しない限りは安定的に上昇する」ということになります。とはいえ経済危機は10年間隔で発生しており、今後発生する可能性は十分にあります。今後、経済危機が発生することはありえるということを頭に入れておきましょう。豪ドルを長期的に保有している、もしくは保有しようと考えている方がいたら、ぜひ参考にしてくださいね。

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